参院憲法調査会が報告書 9条改正に踏み込めず

 憲法改正のもっとも肝となる部分。それは憲法第9条の扱いである。確かに、我が国の平和主義と戦争放棄は第二次大戦以来の戦争の惨禍から我々日本人を守ってくれた。そして、軍事力に回す予算を民需に回し、高度経済成長を迎える。第9条で日本は、急速な発展を行えたというのは確かであろう。
 だが、歴史は流れてゆく。何時までも古い制度を適用してゆくわけにはいかない。我が国は、世界の大国という地位になり、PKOの参加などを強く求められる地位となった。安保理に入ることに成った時は確実に9条はその活動の大きな支障となりうる。
 但し、廃止しろとは言っていない。9条を改正し、自衛防衛力の保有集団的自衛権に関する明文化を求めたい。この委員会報告の要旨は明日の朝刊に要旨が掲載されるだろう。それを忘れずに保存しなければ。デジタルでの要旨があるので、ソースから引用しておく。

 ≪報告書骨子≫
 ■自公民3党の趨勢意見
 ・新しい人権明記(プライバシー権、環境権)
 ・憲法調査会で改正手続きの議論継続
 ・首相、閣僚の就任資格は現行通り
 ・複数年度予算を評価
 ■5党の共通認識
 ・国民主権、平和主義など3大原則維持
 ・象徴天皇維持、女性天皇容認
 ・個別的自衛権保有
 ・自衛のための必要最小限度の組織必要
 ・国際平和活動やODAの積極的取り組み
 ・女性、子供、マイノリティー、外国人の人権尊重
 ・二院制堅持
 ・両院不一致の際の再議決要件の緩和に慎重
 ・特別裁判所の禁止
 ・住民自治、基礎的自治体の強化、地方分権
 ■意見が分かれた項目
 ・前文の理念
 ・9条2項の改正
 ・集団的自衛権の行使
 ・自衛隊の明記
 ・緊急、非常事態法制
 ・外国人参政権
 ・政教分離
 ・憲法裁判所導入
 ・道州制導入
引用元:産経新聞http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050420-00000024-san-pol

ソース:(産経新聞http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050420-00000024-san-pol

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