数十度傾き高速走行、転覆脱線ほぼ断定…尼崎事故

 兵庫県尼崎市のJR福知山線事故で、国土交通省航空・鉄道事故調査委員会は29日、線路から約2メートルも離れたコンクリート製電柱に事故車両が接触し、内部の鉄筋がむき出しになるほどの損傷を残していることから、車両はカーブ内で左側に数十度も傾いたまま高速走行していたとの見方を明らかにした。

 このことなどから事故調は「事故車両の右側車輪にかかる輪重(りんじゅう)がなくなって浮き上がり、車両が左に転倒したとみられる」として、事故は「転覆脱線」だったとほぼ断定した。

 となると、速度超過が原因と考えてよいと思う。やはりあの制限速度70km/hのカーブを100km/hを超える速度で突入するのは大きな危険があったようだ。航空機のブラックボックスに相当のモニター制御装置という装置も回収できたようだ。調査委員会ではこれを詳しく分析するようだ。早期に分析を行い、事故原因を究明し、今後同じような惨劇が2度と発生しないようにしてほしい。事故は複合的な要因が合わさって起こることが多い。今回は、旧式のATCの前進が設置されていたこと、脱線防止ガードレールが設置されていなかったこと。この2つがあれば、もっと事故は小さいものになっていたかもしれない。
ソース:(読売新聞)http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050429-00000114-yom-soci

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