銀河鉄道の夜

銀河鉄道の夜 [DVD]

銀河鉄道の夜 [DVD]

 大分前に録画して、デジタル化。3、4ヶ月忙しくて放置。余は博学でもないし、一版知識を持ち合わせていないので、これが宮沢賢治の同名小説を原作とした映画とは知らなかったし、銀河鉄道の夜という作品は、銀河鉄道999のパクリかなどとも思っていた。これは、高校と中学時代に文学作品に親しむことを怠り、パソコンでインターネットに潜っていたことと、帝国への過度の集中が原因であったと思われる。さて、以下は削除する前に一度見ておくかと思って見たアニメ映画銀河鉄道の夜の感想。
 デジタル化した時に、1分だけ眺めた。それは鑑賞というものではなく、動作確認であった。その時は80年代に作成されたアニメだなとしか思わなかった。そして、視聴する。雰囲気は天使のたまご。だが、あれより大分内容の理解はしやすい。天使のたまごの理解は非常に難しく、難解である。戻す。幾度と無く記載してきたが、余は作品において最優先する内容は、その作品が余の心を引き込むかである。そしてそれは、ストーリーと音楽の2つで決定される。後で知ったが、作品の主人公ジョパンニ、カンパネルラが動物の猫のデザイン化され批判があると。これは原作から映画を見た人が感じるイメージの差から発生したものである。基本的に文学作品と接点がないまた、作らない余は原作よりそれから派生した映像作品によって原作を知る。一般的に原作の小説などからそのた派生する作品という流れがあるが、余はそれに従った方法で新世界と出会うのは稀である。
 銀河鉄道の夜。ストーリーも良いが、音楽が良い。夜静かな時にこの音楽をBGMとして読書をしたり、作業をすると捗るだろう。実に心地の良い曲である。また原作の持つ内容から生まれた哲学的ストーリーも見る余を誘う。この独特の雰囲気は良い。後半のジョパンニとカンパネルラのシーン。実に感動した。カンパネルラのさよならジョパンニの言葉、声優が上手く感情の表現をしている。
 当初つまらない作品だと思っていたが、非常に面白い作品であった。無知ゆえの判断であった。実に恥ずかしい。一度の流し視聴で終わる作品だと思ったが、既に昨日から幾度と無く視聴している。

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