帰り

 帰り。既に0時を超えていたのだが、好奇心から別ルートでの帰還作戦を急遽立案、実施する。それが、かなりの失敗だった。当初楽に帰れるだろうとか新しいルートの開拓であると思ってたが、夜道で3kmほど走行して方向感覚喪失。迷った。さらにパトカーと5台ほど交差、最後のパトカーでは前を走っていた自転車が職質にあっていた。余は辛うじて逃れ、速力を上げて逃亡した。
 さて、右に曲がり、左に曲がりをしていが、対人武装が皆無なので、出来るだけ大きい道を通った。途中小道に入ったが、ここで囲まれると強行突破しかないなというところが幾度か在った。一回でかい川にでて、道が分からず、川に突入しかけた。そして、川を横切るために橋を探して渡った。
 そこで、気付く。ここは金沢市内ではないか。それにこの橋は、金沢駅に向かうときに使橋だと。なるほど。大分右よりに走ったつもりだが、大分左に寄ったルートを走行していたようだ。一時イート金沢が行われた何とか村という施設まで至った。さすがにそこで気付いたのだ。
 と成ると、帰還は簡単であるが、飛ばしても30分はかかる。夜間なので交通混雑が少ないが、30分は見積もらないと足りない。其の時既に1時。25時である。映画の連続視聴、寝不足などで疲労の限界にある中、市内からの帰還は機が滅入った。だが、帰る以外に方法が無い。ルーティングを反省しながら、どこで間違えたかを考えながら走行して帰宅した。非常に疲れていて、即効睡眠。

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