新世紀エヴァンゲリオン 第拾弐話 奇跡の価値は

 これも素晴らしい。中盤最高の話、静止した闇の中にに匹敵する重要な話である。これも本部施設の危機が描かれるが、スケールが違う。本部施設及びその周囲数百kmに影響がでる規模だからである。その為政府による非常事態宣言D-17が発令され、第3新東京市の市民はすべて避難することになる。その描写は6話を彷彿させるものである。テンポ良くスピーディに描かれ気分が良い。
 使徒も規模が大きく、エヴァらしい破壊力である。エヴァである以上、これぐらいの破壊力は必要用件である。その点、先の使徒は弱すぎた。しかし、今回の使徒は強くて十分要件を満たしている。
 戦闘は、これ専用の音楽が用いられ、ここ一回しか使われないのだがこれが良いBGMである。さらに、移動中の描写が細かく、よく言われるのだが、電線が揺れるところまで配慮をしている点は、感心する。
 静止した闇の中と同様に強くお勧めできる話である。

copy right 大宇宙拡大大帝国建国委員会 2004-2018.