NHKスペシャル サイボーグ技術が人類を変える

 良質なNHKスペシャルであった。タイトル通り義体技術に関して報告したNHKスペシャルである。この番組を見終えて、裏番組の映画は特に見なくても良かったと思えるほど素晴らしいと感じた。想像以上に義体技術の研究が進行していて驚いたが、同時に喜ばしく感じた。兼ねてから述べている様に余は出来れば現在の体を捨てて義体化したい。アニメ攻殻機動隊水準の義体が出来上がった日には間違いなく義体化するであろう。
 さて、今回の番組は、まず両腕を失った人が登場し、神経接続した機械の腕を稼動させる例が出された。スイッチなどの操作ではなく、生体神経に直接接続し稼動させている点が凄い。神経に流れる電気信号を解析できたことによって実現したのであろう。続いて、目が見えない人が登場し、電子的な目を脳に埋め込まれた素子と接続して利用していた。視神経関連はまだまだという感じがした。研究がさらに進んでほしいものである。今までアメリカの事例であったが、ここで東京大学の開発した義手が登場する。アメリカのと比べてもかなり完成度が高く見える。ターミネーター2で出てきた銀色の腕に似ており、動きも良かった。これも神経と接続している。さらに人工内耳のモデルが提示される。ここまで見てくると神経から発する電気信号を分析して、外部の機械を動かすことは可能なようだ。また、これらの機械を利用している人は、脳が進化していると番組は付け加える。
 次に脳に電気信号を与えることで病気を治すという事例が放映された。難病のパーキンソン病が改善された例が提示され、これも驚く。ホーキング博士も治してほしい。また、脳に電気信号を与えることで、感情を操作できるそうだ。そして、ねずみの脳に電気信号を送ることで操作することも成功していた。遂にここま出来たかと感じた。ねずみ爆弾が出来るレベルである。最後に外部記憶の開発について紹介される。
 まとめとしてはこれらの技術の倫理的問題についてである。個人的にこれらの技術はすべて容認する。感想として、予想以上に技術開発が行われていて驚いた。AD2030にはかなりのものに成っているだろう。

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