雪に対する雑感

 12月にこれだけ多くの雪が降るのは珍しい。ニュースは、記録的大雪と報道をしている。大学の学友は太平洋側の生活圏の人が多く、雪に対しては不満が多いようだ。確かに遂一週間前に大阪に行ったときに気候の違いを認識させられた。
 元々日本海側で生活していたので、現在のような雪が降っても特に不満は生まれない。むしろ余にしてみれば、雪は降ってくれたほうがいいと思っているぐらいである。以前四季の味わいなどというコラムを書いたことがあるが、今回は雪に対象を当てて話そうではないか。
 確かに雪が降ると色々と面倒なことが起きる。例えば徒歩で大学に向かわなければ成らない、交通が停滞する、除雪作業をしなければならない、外出出来ない、さむい等である。これらは、生活してゆく上で弊害となる。そして、日々行っている行動に追加して除雪をするなどという行為を追加しなければならない。非常に面倒だと思うだろう。
 だが、余は日本海生まれなのでこれに慣れ、一つの儀式的存在であるとも認識している。雪が降るのは、12月から2月である。海に入れるのは7月から9月である。雪が降るのは海に入れる時期と同様に限定された期間しかない。(我が国の平均的な場合)
 思うに雪が嫌いな人は、海のようにメリットを生み出せないからだ。余は毎年必ず雪と接している。その為、雪の貴重さを認識している。海に遊べる期間と同様に雪で遊べる期間は決まっている。余は子供っぽい部分が残るのか、雪に対するメリットを多く持っている。例えば雪合戦やスキーなどの遊びである。また、除雪されて固まった雪を蹴り飛ばすのが好きである。
 このような部分が、大きいため雪に対して寛容で居られるのであろう。その為、雪がある程度降ることも容認しているし、歓迎をしているのである。

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