ゼルダの伝説 時のオカリナ

ゼルダの伝説 時のオカリナ

ゼルダの伝説 時のオカリナ

 始まり
 何故今時のオカリナなのか。数日前に大統領からの要請を受けて、ニンテンドー64を貸した。この日64が再び京都宮殿に戻り、同時に大統領は徳島へと移動していった。青山繁晴独立総合研究所社長出演関西地域限定放送夕方報道番組を見終えた筆者は、ふとテレビに64を接続し、時のオカリナを始めていた。

 時代の流れ
 時のオカリナを初めて、まず感じたのが技術の進歩である。今のゲームと比べると全く話にならないグラフィック性能である。正直これほど時代が進んだのかと思うシーンが数多くあったが、このゲームの面白さを知っているので、それは仕方が無いと割り切った。
 初めて時のオカリナをプレイしたのは、恐らく中学生2年生の時であり、そこからかなりの年数が経過しており、グラフィックへの驚き以上に攻略方法の失念があった。続いてプレイするムジュラの仮面に至っては、初めてプレイしたゲームのように思えるほど新鮮さがあった。

 面白さとは
 このゲームの面白い部分は、「Z注目」機構による戦闘である。この中でとりわけ熱くなるのが、中級の敵との戦闘である。雑魚と異なり、中級の敵は盾を保有することが多い。この場合、敵との間合いが勝利の鍵となるのだが、隙を突いて被害を与えることが、剣と盾で闘っているという雰囲気を強く出すのである。
 オカリナによるゲーム参加も評価が高い。殆ど全てのオカリナ曲が個人的にA、一部Sランクに該当する音色である。本作と続編はオカリナ等の楽器で新曲を取得した場合、ムービーが流れるのだが、所謂プロモーションビデオ的な演出がおこなわる。この表現が素晴らしい。
 最後に謎解きである。水の神殿と氷の洞窟は、数回目のプレイでありながら、自信の能力のみでクリアすることは出来なかった。この様な「詰まり」が適度に発生することが、意欲を増進させる。

 残念な点
 ハイラル平原におけるイベントや町が少ない。言い換えると生活感が今ひとつ薄いのである。人はいるが、人が住む家が対応していなかった。もうすこし、城下町らしさを演出して欲しかった。
 サントラ収録時間の短さは、ゲームと直接的には関係ないのだが、この点が無ければ、より一層楽しめたはずだ。サントラの収録曲は、殆どが30秒の1フレーズ収録である。そのため、もう少し聞いていたいと思っても、満たされないまま終わってしまうのである。特に、特にS級認定する「闇のノクターン」の取得時フルバージョンが収録されていないなど、取得時フルバージョンの欠落は非常に大きなダメージである。オカリナ曲を始め、環境音、背景音が素晴らしいだけに、残念である。こうなると、直接録音という手をとるしか解決策がないが、装備を用意していなかったので、実施しなかった。

ゼルダの伝説・時のオカリナ

ゼルダの伝説・時のオカリナ

 結語
 いまでも遊べる。はっきり言って、グラフィックは相手にならない。だが、ゲーム性と音楽。この2点は十分今日のアクションゲームに対抗できる。ムジュラの方が後発で、改善があるためムジュラを持ち上げたいが、時のオカリナは残念な点さえ無ければ、ムジュラに勝てる。

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