ゼルダの伝説 ムジュラの仮面

ゼルダの伝説ムジュラの仮面

ゼルダの伝説ムジュラの仮面

 始まり
 時のオカリナのダンジョン攻略を全て終えた筆者は、次に時のオカリナよりプレイ経験が少ないムジュラの仮面へと手を出した。

 初プレイのように
 プレイして、3日すると1日目に戻るというシステム以外の全てを忘れていたことに気づく。序盤からどのような振る舞いをすれば良いのか初プレイのように考えた。金沢移動まで時間的猶予が無かったため、攻略サイトの支援を受けて、プレイすることとした。
 そうでなければ、ダンジョンの攻略は難しかっただろう。通常のダンジョンクリアならまだしも、ほ本作では「はぐれ妖精さがし」が、やり込み要素として追加され、全く見当が付かない位置にいる妖精の確保は、サイト無しには不可能だった。ちなみに、セーブデータを確認する限り、発売時にプレイしたデータでは、妖精の確保が出来ていないダンジョンが数個あった。
 ダンジョンの中で難易度が高かったのは、「グレートベイの神殿」で時のオカリナと同様に水に関係するダンジョンは難易度が他に比べて高い。初めてプレイした時も、このダンジョンでかなりの苦戦を強いられたことも同時に思い出すことが出来た。

 お面システム
 時のオカリナでサブクエストとして使われていたお面が、本作の基礎である。有用なお面もあるが、1回使えばお役目終了のお面が多い。ポストキャップ、めおとのお面などはコレクターアイテム的な存在である。その中でも有用なお面の代名詞が、うさぎのお面である。移動速度、ジャンプ力が(恐らく1.5倍)向上し、快適な操作を実現する。後半の主力アイテムとなる存在である。
 だが、無用であっても「カロマのお面」はムジュラ独特の雰囲気を醸し出す最大のアイテムである。意味不明な踊りができるお面で、その時流れる音楽も奇々怪々である。だが、それが心に残る。個人的に評価すると、カロマの踊りのBGM「踊り子」はムジュラの中でトップクラスに位置する。

 時間システム
 ある3日間を延々と繰り返す特異なシステムは、ある面白さを作り出した。幾度も同じ時系列をたどることができ、このときこのキャラクターはこうしていて、あのキャラクターはこうしていたといったことを見ることが出来る。ムジュラに登場するキャラクターの設定は繊細な作り込みがあり、完成度の高い物であると断言する。
 また、あるイベントの解決に主人公が向かうと、他のイベントが不幸な結果に終わると言った、全てを救えないという「むなしさ」が強烈に味わえる。
 少々残念なのは、時間システムにより、アイテムが0になることと、3日間動き回る長編イベントが「アンジュさん・カーフェイ」イベントのみであること。もう2,3つあれば、世界の作り込みに更に感動しただろう。

 音楽

ゼルダの伝説 ムジュラの仮面

ゼルダの伝説 ムジュラの仮面

 今回のサントラは、前回の失敗を経験したか、取得時フルバージョンが収録されている。ここでA以上の曲を紹介しよう。
 S
踊り子
オカリナ「潮騒のボサノバ」

 A
カマロのダンス
「目覚めのソナタ」ゲット
「ぬけがらのエレジー」ゲット
グルグルの歌(=嵐の歌)

S級のみ解説する。踊り子は、カロマの奇っ怪な踊りの音楽であるが、この独特の雰囲気が何とも言えない味わいを出している。このような中東?インド?的な民族音楽は好む傾向にあるのは事実である。オカリナ「潮騒のボサノバ」は、楽器とテンポが非常に良く融合し、取得時フルバージョンとしては最も良い音楽と言える。

 最後に
 実は本作は未だにエンディングを見たことがないゲームである。64の数少ない保有ゲームの内、完全クリアが未だに出来ないゲームは、「悟り」を開かないと、宇宙船のハードのクリアが不可能な「パーフェクトダーク」のみである。
 言い返すと、当時中学生だった筆者にとっては早すぎたゲームだったかも知れない。尚、今回エンディングを見ることが出来なかったのは、時間的制限で、金沢移動を行う日に成ってしまったため。

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