007 私を愛したスパイ

 カット、CM入れに疑問を持つ部分が数点あったが、007がこういう映画であることを全国的に知らしめる良い機会になったと思う。それに来週は、007ムーンレイカーが予定されており好まし限りである。どうも本年が、2「007」年だから、007だそうだ。
 私を愛したスパイの見所はOP、在カイロ英国諜報部施設、カーアクション、タンカー、海上要塞アトランティスだろう。OPは、007の中でも高い評価を与える曲である。在カイロ英国諜報部施設は007シリーズ恒例のQの活躍が見られ、楽しい場面である。カーアクションは、007でも珍しい水陸両用車両の使用である。途中ジョーンズが民家の屋根に突入する場面も良い。水中アクションは、007サンダーボール作戦を思い出すものがある。
 タンカーは、敵要塞での大規模戦闘が特筆する。今回、核ミサイル起爆用爆弾を取り出すシーンの緊張感がカットされていたが、残念である。007は2度死ぬのように、敵味方が大勢で闘うシーンは迫力があって良い。海上要塞アトランティスは、魚雷攻撃により轟沈するシーンとボンドが悪役ストロンバーグを倒すシーンの「動き」がよい。
 今回のHD化では、結構綺麗であると感心した。そう思うと今回のカットとCMの入れ方は残念でならない。

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