青山繁晴独立総合研究所社長出演全国放送番組「サンデースクランブル」

 1200〜1300時まで朝日系全国放送にて、青山繁晴独立総合研究所社長が出演した。コメントした事項は、最近の情勢に関することで最新の事実を知ることが出来たのは大変嬉しい。さらに、横から余計なことを言う輩が少なく、青山氏が単独で話す時間が多かったことを評価する。
 以下、青山発言の概要(一語一句正しくない)

 Qベルリンで米朝の会食費が6万と安く思えるのですが、こんなもの(水準)ですか?
 Aどこの国でも、交互に全額奢り合うのが、外交の世界。6万円というのは、「我々(北朝鮮側)の地位はこのぐらいが相応で、高位ではないです」という意味。ヒル国務次官補と金柱冠(キム・ゲグァン)は、日本で沢山報道されているけど、それぞれの国で地位はそんなに高くない。

 Qベルリンの会食で何が話され、成果はあったんですか?
 Aこれを成果と言ったら、私たち日本国民の利益と反します。6カ国協議は再開されるが、これによって北朝鮮は去年7月に実験したミサイルと10月の核実験の結果を日本向け弾道ミサイルを開発する時間かせげるだけ。
 ベルリンで会談したのは、アメリカが中東で苦しいので時間稼ぎをしに行った。北はこの会談で金融制裁の解除を要請した。しかし、金融制裁は財務省の担当で国務省の担当ではない。ヒル国務次官補は、担当じゃないので気楽に、ヒル国務次官補の個人的な意見として「金融制裁は違法な金を取り締まっている。違法でない合法的な金が口座にあるなら、その部分は解除できるかも」と言った。権限がないから、気楽に言った。だが、財務省は合法的な金があるとは全く思っていないので、解除する事はない。
 しかし、キム・グゲェガン氏は、これでお土産ができた。北は今後合法であるという金をでっち上げる可能性がある。
 
 Qアメリカはどうする予定なんですか
 A重大な事実があります。ブッシュ大統領が大嫌いなアナン事務総長とあった。「あと2年で私は大統領をやめなければならない。だがそこで、金正日が健在だったら私は許せない」と言った。
(この最後の内容は、関西地域限定放送夕方報道番組「ANCHOR」水曜日企画「ニュースDEズバリ」で以前披露)

 この内容で最も関心を持ったのは、2番目の内容である。これが今回この出演番組を見て良かったと思った事実情報である。しかし、当面アメリカはイラクに重点を置くことになるし、苦戦することは必死であろう。北に対してどう動くかは、今年の秋ぐらいに見えてくるのではないだろうか。だが、早ければその秋に我が国を射程に捉える核ミサイルを北朝鮮保有する恐れがある。
 つい5年前ぐらいはただのミサイル発射であった。そして、核保有宣言、核実験と常に北朝鮮が優位であった。我が国はその間に最善の対策が行われていたのか。疑問に思わずにいられない。それも早ければ秋には分かることである。その時、我々は遅かったと感じるだけで良いのだろうか。

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