S.T.A.L.K.E.R.: Shadow of Chernobyl DEMOの件

 これより、S.T.A.L.K.E.R.: Shadow of Chernobyl DEMOの件をご紹介したいと思います。御異議ございませんか。(御異議無しとの声あり)
 先日頃より、S.T.A.L.K.E.R.: Shadow of ChernobylのDEMOが行われていることを確認した。クライアントはfileplanetで公開され、同時に認証キーも取得もそこで行われるのだが、手順は少々煩雑である。一度慣れれば、どうということは無いが、難しいだろう。
 
 プレイ5分の評価
 遊ぶに耐えないゲームだと判断した。1つ、システムの基本的機能は備えているものの、ユーザーとして利便性を考えて、搭載して欲しい機能が無い。(ダブルクリックでサーバー接続が行われない)2つ、ネットコードがあまりに酷い(低pingと高pingでの差が、顕著に表れる。特にキャラクターのワープ現象)3つ、グラフィックが綺麗でないくせに、作画が重い。(プログラムの質が悪い)
 これらから、速攻で購入中止ソフトウェアに位置づけられた。

 5時間後の評価
 グラフィックの設定を最低にして、遊んでみたところ、作画が重く動くどころの話ではなかった点は、解消した。ここで、ddk氏とゲーム面の評価を行うべくプレイを始めた。ddk氏の評価はこちら。(http://d.hatena.ne.jp/ddk50/20070221#1172053036)最低画質の設定を今までに発売されたゲームの最高画質で表現すると、hλlf-lifeと同レベルと言って良い。流石に、この画質で遊ぶのは厳しいので、画質設定を見直した。その結果、「Render」を「static」に設定したところ、劇的に作画負荷が減少した。従来の設定では、1コマ毎に動的にレンダリングを行う方式で、負荷が高い。これを、静的なレンダリングにしたことで負荷が無くなったのだ。
 ここで、1時間ほど遊んでみたが、実に面白いものを見つけた。それは、マップの天候や時間が変化することである。晴れていたのが、雨が降ってきたり、朝だったのが夜になったりするのである。この時、早朝の様子がマップ上で再現されるのだが、これは素晴らしい。徹夜の際に見る光ぐあいと光源の使い方が似ている。
 
 総合的な評価
 欠点を直せば、遊べるゲームになるのだが、欠点が酷い。自前でソフトを作ることは、技術力を育成する上で必要だが、このゲームに関しては、発売日が合計4年も延長されている。また、発売1ヶ月前のDEMOでこの水準である。どこかのゲームエンジンを基礎として、制作すれば良かっただろう。マルチプレイのゲームシステムを見る限り、CS:Sに似ているので、Souceエンジンで良いと思う。
 どこかのエンジンを利用していれば、ましになったと思うのだが残念である。

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