国内3カ所とも運用開始=CTBTの放射性物質監視施設*3

 CTBTと言えば、包括的核実験禁止条約の英語略称である。この用語は、社会の授業で必ず習う重要用語である。そして、核大国が批准しないため、未発行であると必ず紹介される。だが、「CTBT放射性物質監視施設」という言葉は、本日初めて知った。CTBT放射性物質監視施設について調べてみたところ、CTBTの履行を確認する核実験監視施設だということだ。

(1) 「国際監視制度(IMS)」とは、世界321ヶ所に設置された4種類の監視観測所(地震学的監視観測所(注1)、放射性核種監視観測所(注2)、水中音波監視観測所(注3)及び微気圧振動監視観測所(注4))により、CTBTにより禁止される核兵器の実験的爆発又は他の核爆発が実施されたか否かを監視する制度である。監視の結果得られたデータは、ウィーンに設置される国際データセンターに送付され、処理される。
(注1) 地震波を観測することにより、核爆発を監視する
(注2) 大気中の放射性核種を観測することにより、核爆発を監視する
(注3) 水中(海中)を伝搬する音波を観測することにより、核爆発を監視する
(注4) 気圧の微妙な振動を監視することにより、大気中の核爆発を監視する
*1

*1:外務省:「包括的核実験禁止条約」,(http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/kaku/ctbt/gaiyo.html ,2007年3月1日アクセス). より

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