第4次松山訪問計画記録3 岡山-松山の移動について



 専ら、岡山から松山の移動は、愛媛大学のサークル「CSR」にて同様のハンドルネーム*1を持つ、特急列車「しおかぜ号」で行う。この特急列車しおかぜが、松山移動の最大且つ最高の問題点である。第1に移動距離おける所要時間、第2に乗車中の快適性である。
 第1の問題は、岡山駅から目的の愛媛県松山[161km、169分]への所用時間が、広島県広島[214km、41分]と約4倍の差があることである。距離の差は、50kmでありながら、時間の差は、121分*2ある。
 全く恐ろしいことであるが、それが地方と中央の格差をものがたる交通事情である。理由は至極簡単で、岡山-松山間では、こういった方が早いだろう。四国では新幹線という高速鉄道が走行していないからである。
 歴史にifは無いと言われるが、現実にもifは仮定でしかない。もし、広島から伸びる「しまなみ海道」に鉄道が引かれていたなら、状況は違っただろう。そうなれば、岡山から四国入りするのではなく、広島から四国入りすることが出来、新幹線で広島入りし、金沢-広島間で、約4時間、広島-松山間1時間と金沢-松山間の約6時間から7時間の行程を1時間程度削減できると予想する。しかし、これは船、自動車(高速バスなども含めて)、飛行機という多様な手段で孤立を免れている四国において、採算が取れる問題かは検討していない。
 第2の問題は、第1の問題からより増強される問題である。第1の問題は、四国横断の時間が長すぎることを指摘した。対して、こちらの問題はしおかぜ号の乗り心地の悪さを指す。正確に表現すれば、「四国管内のレールや高速走行時におけるカーブ到達による遠心力による振動から起因するしおかぜ号の乗り心地の悪さ」である。確認したが瀬戸大橋の差し掛かる10分程度前から岡山までのしおかぜ号の乗り心地は、筆者の耐えられる水準を満たしている。この走行振動であれば、読書しても乗り物酔いを引き起こすことはない。
 ところが、四国管内は海岸線に沿って都市があり、トンネル、カーブの連続である。誹謗中傷として、四国における鉄道状況の批判として使う、瀬戸内海のしおかぜでレールが錆び付いているのでは無いかと思わせる。これはもはやしおさび号とでも言うべき列車であるという表現を明記せざるを得ない。
 しおかぜ号の岡山-松山間は基本的に睡眠以外のことを行う余裕は一切生まれないほど厳しいものがある。そして、この批判はこれまでの全ての松山訪問計画発動による松山到着直後に必ず行われ、同時に2度と来ないという発言を司令長官と交わすのであった。今回の第4松訪計画の終了に伴って、司令長官が留年しない限り、数年は行わない批判の1つである。願わくば、来年行う必要がないことを。だが、それは神のみぞ知る*3ことである。

*1:正確に言うと違う。CSRの方は、「Shiokaze98」という。今回2年ぶりに面会した。

*2:2時間1分も!

*3:この台詞が最近放映される映画ザ・ロックの翻訳となってしまったが、元々は、「到底無理です」という訳語であった。なるほど、そうするとこの場合、批判を行わずに済むことが、到底無理ですと読める。この点に対して、今深くを語る必要はないだろう。

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