我が国終了の確信

 確認
 我が国とは、日本国をいう。


 官邸崩壊 安倍政権迷走の一年より
 安倍政権が成立した当時、そして崩壊まで筆者は一貫して無条件の支持を表明していた。しかし、本書を読み終えた筆者はこれは間違いだったことに気づかされた。正直なところ、退陣は日本国家の国益にとって有益だったとしか思えない。チーム安倍の足並みの乱れは、我が国にとって有害以外の何者でもない。
 慰安婦問題も、我が国が火に油を注いだ結果から生じたなど謝っても許されない内容が多い。
 先日NSCの立法を諦める報道があったが、全く問題ない。当初の理想からかけ離れた内容であり、不要の長物である。


 小泉政権―非情の歳月 (文春文庫)より
 本書の帯に、「トリッキー(ずるい、いんちき、意表を突いた)」という表現があった。確かに小泉総理は変人と呼ばれており、ある程度覚悟していたが、想像以上にトリッキーであった。秘書官の話は小耳に挟んでいたが、姉と小泉政権時代に更迭された外務大臣の章は、人間関係のおぞましさをまざまざと感じた。
 無垢な世界を望む。


 裁判員制度の正体 (講談社現代新書)より
 裁判員制度は、違憲なので直ちに関連予算の執行に関連して付随的違憲審査を実施すべきである。著者の意見は、プロによるアマチュアに対する蔑みが見られるが、当然だろう。
 最終章付近の「裁判員制度からの逃れ方」において、「告発」すれば裁判員になれないことを利用する方法の説明は、爆笑ものである。しかし、これが笑えない時が数年後に迫っている。

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