F.E.A.R.2: Project Origin SP DEMO
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はじめに
ある程度FPSについての情報は取り入れているつもりであったが、この度のDEMO公開は全く気づかなかった。偶々、4gamerを巡回して知った。ddk氏の言うように、「FPSに飽きた」*1かもしれない。
F.E.A.R.シリーズとは、
さて、「通路ゲーム」として名高い恐怖要素を取り入れた「F.E.A.R.」の新作である。F.E.A.R.は影描写の美しさ、当時としてはAIの動きが良かった、ことが評価されプレイすべきFPSタイトルといえる。とはいえ、その後発売されたF.E.A.R.XPとF.E.A.R.XP2は「F.E.A.R.」の追加マップの域を超えることが出来ず、更にシングルプレイゲームに重点が置かれていることから幾多のゲームのように飽きた。F.E.A.R.拡張2作については、それ以上に結局謎が解決されず、よくわからないエンディングを迎えることも気分を害する要因であった。
このDEMOでも、以前のF.E.A.R,に見られた強い通路ゲーム要素があったが、今までのF.E.A.R.に変わる新しいF.E.A.R.を見ることが出来た。そもそも、F.E.A.R.がなぜ通路ゲームといわれるかというと、「通路を歩くゲーム」でしか無いからだ。本作はホラー要素を取り入れたFPS故にある程度閉鎖的な空間を舞台とする必要性は理解できるが、全編を通して下水道、ビル内部、工場内、地下鉄といったステージばかりで、広い空間など殆ど無い。その結果、本作の恐怖要素より、このような建物が存在する方が「怖い」といった笑い話もある。
通路ゲーム。閉塞感と開放感
通路ゲームのようそは、他のFPSタイトルにも見られる要素なのだが、F.E.A.R.は極端にその志向が強い。Quake4であれ、よくわからない通路を通り抜け、電波塔を攻略する。HL2にしても、道ではないところに道を造り進む。一本道の通路ゲームの側面を持っているのである。ところが、これらのソフトはF.E.A.R.にはないある要素を取り入れている。プレイヤーが乗り物に乗れることである。Quake4であれば、戦車・ロボット。HL2は評判はどうであれ、バギー・ホバーがある。HALOでも戦車などの乗り物が活躍する。
今までと異なる工夫されたF.E.A.R.
このように、F.E.A.R.では全編プレイヤーが乗り物に乗ることが無いのだが、他のゲームでは少なからずそのような要素を追加して、閉塞感と開放感の強弱をつけている。この点が、F.E.A.R.が極端な通路ゲームといわれる要因であろう。既に、DEMOでは通路ゲームを解決する要素が導入されたと述べたが、F.E.A.R.2ではプレイヤーが少なくともロボットに搭乗可能で、操縦できる。元々F.E.A.R.には「ヘビーアーマー」という強化外骨格があったのだが、敵兵力のみの一方的な使用で出現するたびに、恐怖し、地雷原で撃破するというパターンがあった。F.E.A.R.2ではついにプレイヤーもその恐怖を手に入れることができるようだ。
正直なところ、この改善がなかったら今までの2つの拡張パックと変わらない追加マップパックになっていた。
SS集
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これは、快感である。敵兵が無謀にも立ち向かいミンチになる。
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今回F.E.A.R.のゲームスタイルに変化を加える、強化外骨格。
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F.E.A.R.の批判にスナイパーライフルの活用場所がないというものもあるが、本作では解決される見通しである。
また、「銃身がぶれている」腐った銃も登場しないようだ。
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やはり、流石F.E.A.R.「影」は美しい。
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「恐怖」
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マウスのセンタークリックで、武器のクイックセレクトが可能に。
クイックセレクトとHUDはCrysisを思い出させる。それだけのつながりだが。
今となっては採用するFPSタイトルの少ない「メディックキット回復型」システム。*2
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この死に方は悲惨である。
*1:結局することどのゲームでも、銃を撃つことだから。