ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q

 本作の公開についても、特段興味はなかった。待ち望んでいるわけでもなく、また待っていなかった訳でもない。本作も現時点ではソフトウェアリリースされておらず、当然劇場鑑賞した。第2作破を劇場鑑賞していらい再鑑賞しておらず、確か初号機がシンジ君を取り込み、また旧劇場版のエヴァシリーズが現れるシーンを足して、2で割ったようなシーンで終わった記憶があった。また、ほかの作品鑑賞の際番組宣伝として、ピアノのCG映像が流され、改めてEVAが何を目指しているのかが理解できないなと思いながら、その日を迎えた。
 まず、驚いたのは上映されたのがQではなく、「巨神兵東京に現わる 劇場版」であったことである。これまで映画の劇場鑑賞経験で抱き合わせ公開された映画を見たことがなく、驚きを感じた。
 そして、始まったQは、いままでの序・破と違う。序破急の流れではなく、序破Qとタイトルを変えてきたこともその意味があるはずだ。すなわち、今までにない新しい世界観に突入した。端的にいうと破から14年が経過している。その中で、NERV(碇・冬月)とWILLE(葛城・赤城)のフォースインパクトを巡るストーリであった。
 だが、完全なオリジナルではなく、そのエッセンスはどこかで見たことがあるものだった。AAA ヴンダーと呼称される戦艦は、ふしぎの海のナディアに登場するエルトリウム(ノーチラス号)やエクセリオン(N-ノーチラス号)に似ており、ウンダーの活躍時のシーンなどは、N‐ノーチラス号の登場シーンと全く同じである。(Qのほうが、劣化している点は違う。ナディアのほうがかっこいい)
 新劇場版の目指すところは、破の感想で輪廻転生だと述べたが、Qはその過程を描いており、残る最後の新劇場版でそれが明らかになるはずだ。(たぶん)
 宇宙シーンなど設定の細かさは評価でき、観るべきだが、これも最高の作品ではなかった。


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