日報内容

 組織図作成活動を重視し、読書を実施していなかったので、読書を実施することにした。
以前読んでいた、用語集である。半分読んでいたので、読破は容易であった。
 本日は、読書と帝国宇宙軍初期型組織図の監査を行った。一冊の本を読破したが、二冊目を読み始めてから、寝てしまった。朝起きて、BLOGを更新する。

今日のコラム 戦争の本質と軍事力の諸相を読破して

戦争の本質と軍事力の諸相

戦争の本質と軍事力の諸相

 上記の本を読破した。感想を含めて、余の意見を公開する。


 本書は、4部10章で構成されている。また、この本のタイトルに適合する論文を纏めて、構成されている。ほとんどの著者が防衛研究所の所属である。以下に、各章の具体的感想などを記する。

第一部:戦争の本質、起源、そして軍事力の構成
第一章:戦争の起源と本質をめぐる試論
第二章:軍事力の有用性
第三章:政軍の関係の過去と未来
第二部:軍事力の本質
第四章:戦闘空間の外延的拡大と軍事力の変遷
第五章:核兵器の意義と課題
第六章:非通常戦ー国家と武力紛争の視点から
第三部:軍事革命と軍事上の革命(RMA)
第七章:「軍事革命」と「軍事上の革命」のあいだー歴史研究の視点から
第八章:RMAと国際安全保障
第九章:RMAと日本の防衛政策
第四章:戦争の将来と日本の防衛政策
第十章:変わりゆく戦略環境と日本の防衛政策

 第一章は、戦争の起源として国際政治、心理・生物学、国家、トゥキディアスの三要素の点から戦争の起源と本質を探るための文章が記載されている。筆者は最後の三要素が起源として有力だと主張する。確かに三要素は起源としてかなり良いところと突いていると感じた。三要素とは、利益・恐怖・名誉である。
 第二章、核兵器の有用性、通常戦争の有用性、国家対非国家組織(テロ組織など)、非国家組織対国家の準通常戦争に関しての論文である。1945年以降に起こった戦争はほとんどが国家対非国家組織、非国家対国家であると指摘している。まったく持ってそうである。国家対国家の正式な戦争は、第二次大戦以降発生していない。それに対する備えを説いている。
 第三章。政治と軍事の関係を各政体体制ごとに分析している。21世紀は、これらが当てはまらないことを警告しつつ、新しいモデルの提案が必要と述べている。
 第四章からは、第二部の担当となり、具体的な軍事力という定義の本質を探る内容となっている。第四章は、陸軍力、海軍力、空軍力が軍事力の中核であるということから、それに関する詳しい論評そして、今後それらが統合されていくという主張があった。統合ということは余も賛同する。現にそれを意識して、去年終りにかけて帝国統合軍結成計画を発動し、組織編制を行い、昨日は、昔買った参謀本部陸軍大学校の本を読書した結果から帝国の最高軍令機関と最高軍政機関を上級レベルで統合した。
 第五章。核兵器の強力な破壊力から発生する道義的問題や政治的問題により、核兵器が使い難くなった事実と絶対兵器として確保されていた地位だけでの、防衛の不能。即ち、核抑止力は核保有国に対して大きく働き、テロ組織などには、以前通常兵器による作戦が必要であるという提言。
 第六章。非通常戦。即ちテロ、紛争などを様々な視点から分析し、それに関する論評が記載されている。現在の多くの国家に欠乏している、非通常戦に対する備えの重要性を提言している。
 第七章、RMAを理解するうえで必要な軍事革命と軍事上の革命。それらはいったい何なのかを分析している。これが軍事革命、これが軍事上の革命と理解でき、なかなか面白かった。
 第八章。道具、機械、装置としての兵器、そしてIT革命に基づく装置としての兵器を論点に挙げ、RAMと安全保障について記載している。4つの兵器の視点は、興味深かった。
 第九章、情報RMA。即ち情報における軍事上の革命の考察を行っている章である。有効性や今後の方向などが紹介されている。
 第十章:日本の国防体制に関する提言。ここは本書が防衛研究所の著者が記載しているという部分が元も出る章である。最近の事例を紹介しつつ、日本の国防体制の進む先を提言している。


 以上。


コラム:戦争の本質と軍事力の諸相を読破して
著者:大宇宙拡大大帝国絶対永久皇帝大帝国大元帥★
2005.3.7 THE IMPERIAL BLACKEye 2005

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