今日のコラム 戦術と指揮 & 次世代の陸上自衛隊

 まず、戦術と指揮という本に関しての論評からはじめる。本書は帝国宇宙軍最高知れいい長官の優れた推薦によって購入読書した本である。曰く、全世界共通の部隊記号が紹介されていて大変優れた書であるということである。なるほど、確かに読んでみてこの点は評価できる点である。
 この点と断定且つ局所的な表現を使っているが、全体を通してこの本は良い。特に実践的?といえる戦術問答は大いに硬直した脳を軟化させてくれた。防衛に関する学問を本気で学んだ人が書いたこの戦術と指揮は、戦術の運用方法の一部を紹介してくれた。図表も多く、文書では判りにくいことも、よくわかる。大帝国など国家建国思想や個人で軍事戦術運用をしたい人は読んでみると参考になるのではないかと思う。
 巻末作者の後書きに情報運用についても書いてみたいとある。ぜひとも実現していただきたい。最後のこの本は一つだけ間違いがある。ビジネスには、個人的に役立つとは思えぬほど軍事的内容が多い。おそらくビジネスには役に立たないだろう。余がまだビジネスを経験していないからそう思うのかもしれないが。


 続いて、次世代の陸上自衛隊。前部に国際情勢など全体的な論評があるが、これは題の通り陸上自衛隊に主眼が置かれた本である。問題提起を判りやすく罫線でまとめ、それに関する回答を1、2ページを利用して回答する形式が全編を通して続く。問題がわかりやすく、それに対する回答や提言も理解しやすい構成である。この本を読んで特に陸上戦闘におけるAHが重要であると感じた。AHとは攻撃ヘリのことである。
 本書の特徴は問題がわかりやすい点があるが、もう一つある。日本の陸上自衛隊に特化した内容であるということである。本書は少々古い発行で、96年の発行である。陸上自衛隊保有する数々の問題点を題のとおり的確に突き、対応策を軍人の視点から提言している。特にこれからは、上陸部隊など重厚な部隊との戦闘とゲリラなどの機動力が高い部隊との戦闘が重点となると分析し、終始それらに対する対抗策を踏まえた陸自の問題点を近接戦闘、火力支援、対空、情報戦、指揮、戦略、編成などを通して語っている。この本の編者は全員が当時(今も継続してそうでるのか不明なので当時と表現する)現役の自衛官で、上級に位置する人々が書いている。軍人が、陸自の問題点を政府に伝えるために、国民世論に訴えるために書いた本であるように、読み終えて感じた。少々古いが、面白いのではないかと思う。
 以上
 コラム:読み終えた本に関する論評
 著者:大宇宙拡大大帝国絶対永久皇帝大帝国大元帥★
 THE IMPERIAL BLACKEye 2005.3.8

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