新世紀エヴァンゲリオン

 正確にはカテゴリー映画ではない。土曜日に前半半分、今日試験が近い日になぜか、症状が発症。残り10話程度と劇場版を見る事態になった。エヴァンゲリオン自体は旧世紀のアニメであり、何も新しい作品でもない。すでに放映、ブーム到来から7年は経過していると思う。実はエヴァ視聴前にこれと類する作品を見ていた。それの影響で土曜日にエヴァを見るということになった。それは、伝説巨神イデオンである。心理グラフが低下している時や、圧迫感を得たい時それらを好んで視聴する。イデオンにしても、エヴァにしても最終回の終わり方は、予想を超えるものである。付け加えれば、ザンボット3もその点の衝撃は多かった作品である。
 エヴァンゲリオンの基本的なSF姿勢も余の好むところであるのだが、登場人物冬月コウゾウの存在はかなり大きい。監督庵野氏つながりである作品。ふしぎの海のナディア。それに登場するガーゴイル。どちらも、理想的な人物像である。
 だが、当時を振り返ると、この作品に浸かった理由はテンポが良く、斬新な構成。特に決戦、第三新東京市などを見た時の衝撃はかなりのものであった。特撮的な白い横文字。作戦規模。ガンダムという宇宙空間戦闘、銀河英雄伝説の艦対戦も良いが、この地に這う戦闘も味わい深かった。さらに、音楽。これのシンクロが完璧なものであった。
 
 劇場版最終回の内容やTV版最終回を踏まえて、批判が多い作品であるが、それ以上にこの作品が出す毒毒さが余にとっては、実に心地よい。但し、視聴後考えこみ、自閉に突入する恐れはある。

 個人的に推薦する話は、決戦第三新東京市、静止した闇の中で、死に至る病、そして。命の価値は、命の選択を、男の戦い。最後のシ者。あたりであろう。暴走がある話や冬月のトークが多い話数を好む傾向にある。

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