防衛庁の「省」昇格案提出を要請へ…自民行革推進本部

自民党行政改革推進本部(衛藤征士郎本部長)は22日午前、党本部で総会を開き、防衛庁の「省」昇格を政府に求めることを了承した。
 政府に「防衛省設置法案」を次期通常国会に提出するよう要請、省昇格に慎重な公明党との調整を進めることを確認した。
 これに関連し、安倍官房長官は同日午前の記者会見で、「防衛庁の省昇格は従来から党内でもあった議論だ。自民党で(省昇格の)方向が決まったことの重みを受け止めないといけない」と述べた。

 遂に多くの人の求めていた防衛省が実現される。それが現実的に成ってきた。安部氏の言葉と同様の考えである。方向が決まったことは重い。
 さて、ここで庁が省になった時何が違うのか。それを知らずに防衛省実現を求めている人はかなりまずい。格好いいからではだめなのである。と書くが余もそこまで詳しく知らないのである。余が考えている省への格上げになると地位が向上し、日本の防衛政策が充実することと名称の影響力と考えている。また、聞いた話だと外務省を通さず防衛外交が出来るということだ(真偽不明)。
 恐らく、省と庁の違いが何かを知らない国民が多いと思うので、調べてみた。余も調べたことが無かったので、参考になった。

〇3番(加藤正壽君) 私は、本意見書に賛成する立場で討論をいたします。

 朝の10分間読書により、省と庁の違いを勉強してまいりました。どういうことかといいますと、省は省略の省、すなわち国防及び大事件があったときに省はすぐ対応できる。このことは、阪神大震災及び日本海の不審船等における事件で、多くの国民の皆さんが不審船においてはなぜ自衛隊が出ないのだという報道をテレビ等でじだんだ踏んだ方がたくさんいらっしゃると思います。
引用元:(平成14年第4回八雲町議会定例会会議録(第3号) )http://www2.town.yakumo.hokkaido.jp/gikai/kiroku/teirei/giketu/14-4-2.htm

 省略の省は声を出して笑った。中々面白い。これでは余り参考にならないので、次の資料を示す。

6 名前: 専守防衛さん 投稿日: 2001/05/01(火) 16:38

>>5
だから、省じゃないといけないのよ。
庁と省は単なるネーミングの問題じゃない。
法制度上あきらかにランクが違うの。
国家行政組織法をちょろっと見てほしい。
内閣府の外局だから庁なのね。
庁なんてのは国家行政組織法の別表をみてもらえば
わかるんだけど、府または省の下どころか委員会よりも
下なの。
庁の長官なんてのは原則として事務官が勤めるポストであり、
庁の内部部局は原則として局ではなくて部。当然に原則と
しては権限も違ってくる。
実態は違っていても外局扱いじゃ下世話な話もらえる勲章も
違ってくる。
これじゃ、能力と野心がある政治家が就くポストじゃなくなる
のも当然でしょう。
会社でもそういうことってあるでしょ?
客観的には重要でもラインのポストじゃなくて、スタッフ部門で
部門長はせいぜい部長、まぐれで平取なんて部署がさ。
そういう部署にはなかなか能力がある人間はいかない。
それと同じことさ。
引用元:(防衛庁省昇格について)http://natto.2ch.net/jsdf/kako/986/986803791.html

 中々フランクで判りやすい。これで雰囲気で理解できたと思う。次の引用が一番良いと思う。

国家行政組織法第3条3項により庁は本省の外局として位置づけられています(消防庁国税庁など)。内閣府についても、宮内庁防衛庁金融庁が外局として位置づけられております。このため防衛庁をはじめとするこれらの長(長官)は大臣があてられる場合でも内閣法第3条1項によるいわゆる「主任の大臣」ではないことから、所管の法律案の制定、改廃について閣議の開催を求める閣議請求権を有していませんし、防衛庁の場合はさらに自衛隊法第7条により、内閣総理大臣は、「内閣を代表して」自衛隊の最高の指揮監督権を有することとなっていますが、内閣法第4条及び第6条により、内閣総理大臣がその職権を行うのは「閣議」によるとされています。自衛隊を指揮監督する方針事項の決定は閣議に諮らなければならないので機動的な行動が制約されています。かつて、庁から省に昇格した例は自治省がそうです。
引用元:([教えて!goo] 防衛省とは?)http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=263202

 だそうだ。これを見て知らなかったひとは理解してほしい。余も政治制度的な部分を理解した。国家行政組織法は近いうちに印刷して読書しよう。
ソース:(読売新聞)http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20051122i103.htm

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