某重大事件

 事件発覚の予兆
 国家名刺制定後、久しぶりにmixiを観覧していた。攻性の広報を本年の一つの標語と位置づけている大帝国は、その標語に反しないように積極的な広報を行った。mixi内の知人に対していままで実施しなかった発言を行ったのである。なぜ今まで実施しなかったのかと言うと、mixi以外でも交流があったからである。しかし、mixiシステムの性格を考えて、攻性の広報を実現すべく発言を開始した。
 さて、某重大事件はその活動を終えた後発生した。
 事件発覚
 所謂攻性の広報を終えた余は、帝国宇宙軍最高司令長官のmixiを久しぶりに観覧しようとした。あまりに親しい仲なので、常に観覧することはBLOGと異なり実施していなかった。それはmixiでは大きな更新活動が行われないからというのが理由になる。しかし、本日は違った。本名から自己の体制を表す表現に変わって一ヶ月が経ち、検索ワードもこれでもかというぐらい追加されている帝国宇宙軍最高司令長官のmixiにあるコミュニティが追加されていた。
 時は、1月5日未明。軍曹会を発見
 まず最初に軍曹会というコミュニティを見つけたとき、次のように思った。帝国宇宙軍最高司令長官が所属するもう一つの組織でのハンドルネームが使われているコミュニティがあるのか。その考えが頭の中に浮かんだものこれは一般的に軍事階級である軍曹を議論しているコミュニティだろうとそのコミュニティを開く前に想像した。しかし、あまりに参加人数が少ない。この時2名が参加をしていた。有名な階級である軍曹を議論するには少なすぎる。その時、次の考えが生まれたのである。「これは、帝国宇宙軍最高司令長官が自ら作成したコミュニティか」と
 しかしこの時間、疑問を直接問える帝国宇宙軍最高司令長官はオフラインで携帯電話を除いて会話が出来る手段は無かった。直接問うより、余は行動することを決断した。
 軍曹会の外観
 後に帝国宇宙軍最高司令長官がコミュニティのプリントスクリーンを保存していたことで、余は正確にこの事件を記載することが出来た。帝国宇宙軍最高司令長官の対応は素晴らしかった。その正確な記録を元に事件を振り返る。
 軍曹会のコミュニティの外観に採用されているロゴ。これには覚えがあった。ロゴは灰色を基調にしてCG的に作れていた。だが、これを緑か黄色にするとGGGのマークに似ていた。そのロゴの一つ上のレイヤーに軍曹会と赤い文字があった。もしも帝国宇宙軍最高司令長官がこのコミュニティを結成したのであれば、いつこれを作成したのだろうかと疑問に思ったが、そのことは結局最後まで問うことは無かった。
 事実の発覚
 思いを募らせながら遂に、コミュニティの名前をクリックし、観覧を開始した。まず目に入ったのが、管理人の名前、次に開設日であった。それを見る限り、管理人は帝国宇宙軍最高司令長官であることは間違い無かった。クリックして確認も行った。そして、このコミュニティは1月4日に作成されていたもので、結成から間もないことが分かった。
 この時、また疑問が生まれた。帝国宇宙軍最高司令長官がこの行為をなぜ積極的に余に報告しなかったのであろうかと。だが、その疑問は直に解決したのであった。
 衝撃の入会条件
 このコミュニティには入会条件があった。帝国宇宙軍最高司令長官がこのコミュニティを設置した理由を分析すべくその文章を読んだ。200文字程度の文章で、その意図は見ただけで理解出来た。だが、目を疑うかのように慎重に一行一行読んでゆく。
 「これは事実か」と目を疑う。第一段落は、自らを蔑み自らを罵倒してくれる人と入会させるという内容だった。第二段落は、自己否定的な人間であるなら参加可能。第三段落は、変人も加入してもよいという旨が記載してあった。第二、第三段落の条件はまあ目をつぶっても良い範囲であったと後から思うが、第一段落の条件には帝国宇宙軍最高司令長官を罵倒することを目的とした人物を加入させ、罵倒させることを目標としていた。これには、まったく容認できないという感情が生まれた。この文章を読んだ時から、このコミュニティに対する処置が大方針として決定したのであった。
 絶対に容認できない
 絶対永久皇帝はそのように発言したと記録されている。このコミュニティには、続いて活動内容という項目があり、120文字程度の文章が記載してあった。そこには有名なリンカーンの演説をモチーフにした「管理人の管理人による管理人のための自虐」を活動目的として目指すとの記載があったのだ。そして、最後の一文はこのコミュニティの解散を進言する必要があると絶対永久皇帝は感じた。もし個人の表現の自由を否定するなら、直ちに有無を聞かずこの世からこのコミュニティの存在を抹殺していたと回顧する。
 恐ろしいトピックの数々
 軍曹会には5つのトピックが設置されていた。それらはすべて管理人たる帝国宇宙軍最高司令長官が作成したものである。もしこの時管理人以外の人物がこのコミュニティの活動条件に賛同し、正規の活動を行っていたら、余は史上最大の怒りを表明していただろう。そしてその個人を永久に許さなかっただろう。
 それらのトッピックのお目的は、管理人を罵倒することを目的としたもの、管理人が自分を罵倒していることを周知させることを目的としたもの、参加者が自分を罵倒することを目的としたもの、そして唯一生産的なトッピックであるCGの公開用トピック、挨拶等雑談用トピックと成っていた。
 行動を開始する
 遂に余は行動を開始した。まず、挨拶等雑談用トピックに発言を行った。その内容は、まず帝国宇宙軍最高司令長官の積極的な活動(コミュニティ作成やロゴCG作成の2点)を評価しつつ、次のような見解を述べた。即時廃止の提言である。その理由としてこれ以上精神的に追い込むことを止めてほしいと記載している。そして、最後に事前相談を大帝国と関係なく、一友人として行ってほしかった旨、早期発見できたことがうれしいと述べている。
 さらにもう一つのトピックでその活動を牽制した。それは、他者が帝国宇宙軍最高司令長官に対して罵詈象音を述べるトッピックである。そこに、自身の名を持って書き込みを禁ずるという趣旨の発言を実施した。
 これらの行為を終えた時、余の感情面の高まりは最高潮に至っていた。
 当事者現る
 トピックの書き込みを終えた直後、3時9分頃に帝国宇宙軍最高司令長官がMSNメッセンジャーskype共にオンラインになった。音声では何を言うか分からないという恐れがあったので、文章で説得することになった。勿論、このコミュニティの即時解散を要求し、それを実現するのが第一目的で、後にその真意を直接問うことを実施していった。
 直接審議。そして解決へ
 まず、私は第一声として、解散してほしいことを伝えた。帝国宇宙軍最高司令長官もこのコミュニティが発覚したときにはそのような行為を行うことを予見していたようであった。この問題は、大帝国における関係以前に、友人として、親友として解決を図った。そのような立場から、このコミュニティで罵倒されている姿を見るのは実に忍びないということである。私の感情の高揚は今年始まって最高のものとなったが、その解決は順調なものであった。帝国宇宙軍最高司令長官は、私の言葉を受け入れて廃止を決定し、即時解散となった。
 最大の失態
 この時事件における最大の失態は、このコミュニティに一時的にも参加していたことである。それは、このコミュニティで一親友としての意見を表明するためと管理人罵倒トピックの牽制の為、最低限必要な措置であったのだが、このコミュニティの第一活動目標に賛同して参加していると捉えられる様相に発展する恐れが十分あった。その為、発言後直ちにコミュニティからは退会している。
 軍曹会から軍曹界へ
 直接審議の中で、軍曹会の誤字として軍曹界という言葉が出た。軍曹会は負の部分に活動主体を置くものであった。余は、帝国宇宙軍最高司令長官のコミュニティ作成までに至った積極性を鑑み、負の活動を主体とするものではなく、正の活動を主体とする軍曹界を結成し、帝国宇宙軍最高司令長官の世界観を広げる手段として再度コミュニティ結成を決断すべきと括り、この某重大事件は終焉を迎えた。
 某重大事件の命名由来
 満州某重大事件や宮中某重大事件等の歴史事件の名前と帝国宇宙軍最高司令長官の一人称某(それがし)を関連付けたものである。

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