H2A打ち上げ成功 陸域観測衛星「だいち」分離

 宇宙航空研究開発機構JAXA)は二十四日午前十時三十三分、種子島宇宙センター(鹿児島県)からH2Aロケット8号機を打ち上げた。8号機は十六分後に陸域観測技術衛星「だいち」(ALOS)を分離、予定の衛星軌道に投入し、打ち上げは成功した。「だいち」は大規模災害時の被災状況把握や地図作製、資源探査などを行い、日本の衛星としては初めてとなる本格的な国際貢献が期待される。
 H2Aの打ち上げは昨年二月の7号機以来、十一カ月ぶり。
 8号機は、打ち上げ能力向上のために第1段主エンジンの噴射口のノズルを従来型より五十センチ伸ばした改良型の初号機で、来月十五日には同じ改良型のH2A9号機で運輸多目的衛星新2号(MTSAT2)を打ち上げる予定。
 JAXAは、二回の打ち上げでノズル伸長による推力増強効果を検証するが、平成十五年十一月の6号機の失敗で失墜した基幹ロケットとしての信頼を回復するためにも「連続成功」が絶対条件となる。
 また、日本は過去に三トンを超える大型衛星で、長期間の運用に成功した実績がなく、大規模災害時に衛星を使って被災状況を把握する国際協力への参加が遅れていた。総重量四トンの大型衛星である「だいち」を計画通りに運用することも、国際貢献に向けた大きな課題となる。
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【用語解説】だいち
 陸域観測技術衛星(ALOS)。総重量約4トンの大型衛星で、世界初の開口レーダーなど3種類の観測機器を搭載、地球全体の陸域のデータ収集を行う。高度約700キロ上空から最高2・5メートルの分解能を有し、地図作製や地震など災害時の地形変化の観測などが主目的。総開発費は約五百五十億円。
(全文引用)

 本日のニュースはこの話題で持ちきりであったといいたいが、日本のマスコミは宇宙行政に関する熱意が少なく、堀江容疑者逮捕問題を追及している。逮捕される前も、逮捕され後もマスコミの視聴率獲得に利用されているようだ。堀江容疑者もマスコミを利用していたと思うから、相子だろう。相変わらずである。
 さて、今回のH2A8号機は、地球観測衛星の打ち上げを実施した。以前連続で失敗したことが記憶に新しいことから、成功してくれることを何時もより強く願っていた。ソースにもあるが、この成功により、我が国は大型で強力な初の地球観測衛星を手に入れた。災害大国の我が国では、大きくそのデータが活躍すると期待する。
 また、来月の9号機打ち上げの成功を強く願うところである。
ソース:(産経新聞http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060124-00000024-san-soci

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