姿見せた最新鋭ステルス機 嘉手納基地で公開*9

 F22ラプターの沖縄一時配備が完了した。6ヶ国協議に配慮して、米国がハワイからの移動を遅らせたという意見が多い。確かに、協議開催中に軍事力の強化と見られる動きをこちらが見せた場合、交渉上有利になるかと言えば、成らないだろう。
 F22の一時配備は3,4ヶ月ということだ。軍のローテションは、大体3ヶ月である。沖縄の海兵隊の場合、本国での訓練、沖縄での勤務、本国での休暇が順に行われる。空母や艦隊でも同様の事が言え、実戦用部隊、訓練部隊、休暇中部隊と平時から軍事力を保持しておくには、3つの部隊が必要である。
 F22の優れたステルス性能が有れば、有事の際敵基地攻撃能力で大変有利なのだが、3,4ヶ月の間で緊迫した事態になるとは予想していない。核弾頭搭載可能は秋以降である。また、何度も言うが中国で世界的祭典があることを考慮すると、3,4ヶ月では活躍する場は出ないだろう。とはいえ、今後の事を考え、この地域での訓練を実施することは良いことだ。

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