バトルフィールド2142 ノーザンストライク 第一次感想

 はじめに
 10月20日にはされたバトルフィールド2142の拡張パック第1弾、ノーザンストライクが発売された。当然筆者は購入した。今回はノーザンストライクに対する第一次感想、即ち遊んで間の立たない時期の感想を報告記録する。

 販売形式及びパッケージについて
 今回の拡張パックは、EALINKを用いて、ダウンロード販売される。この形式は、バトルフィールド2アーマードフューリーやバトルフィールド2ユーロフォースでも採用された方法である。*1
 この方法は、ある程度パソコンに知識がある人は、苦労することが無いと思うが、パソコンの知識がない人にとっては、難しい形式だと考える。ノーザンストライクのパッケージには、CD-ROMが付属するが、中身はPDFマニュアルとREADME.TXTだけである。他にあるのは、ダウンロードコードが入った紙だけである。
 steam*2のようにコード入力により直ちに当該ソフトがダウンロードされる形式であるなら、まだしも、今回のノーザンストライク購入者は、EALINKの入手、ノーザンストライクの購入コード入力、ダウンロード開始、インストールと4つの手順を踏むことになる。
 筆者は、EALINKでゲームが提供されることを知った日に、ノーザンストライクの為にEALINKを用意した。steamは、それが無いとゲーム自体が遊べないシステムであるが、EALINKは、ただのダウンローダーである。
 EAもsteamのようなシステムを開発して、提供すべきである。こうすれば、よりわかりやすくなる。筆者の意見としては、EAにsteamを作って欲しい。バトルフィールド2バトルフィールド2142は共にCD認証が起動時に必要で、ゲームを交互にやるようなことになれば、交換が煩わしい。steamシステムなら、CDは全く不要である。
 尚、パッケージが従来の箱ではなく、PS2ゲームソフトのパッケージに似たものにしたことは、大きさが小さく、薄く邪魔に成らない。この点は評価出来る。

 インストール作業〜サーバー選択まで
 インストールは非常に早い。ファイルサイズも160MBと現代のブロードバンドネットワークがあれば、苦になる重さではなし、バトルフィールド2バトルフィールド2142のフルパッチより軽いぐらいである。
 サーバーに関しては、秘密基地GAMEがノーザンストライク用のサーバーを立ててくれ、EAJに憤慨することはあっても、秘密基地GAMEに怒りを覚えることは全くない。とは言え、プレイしてみると殆どのプレイヤーがノーザンストライクを購入したようで、バトルフィールド2142の純粋なマップは人数が大幅に減少していた。やはり、MODのようにクライアント切り替え無しで楽しめるのが大きい。MODもクライアント切り替えないしで動くと嬉しいのだが、メニューの独自化などでそれを拒む人も多いだろう。
 
 タイタンモードについて
 タイタンモードは、11月頃から飽きており、今回サーバーが無かったため、初プレイ兼マップ慣らしのためタイタンモードを遊んだ。マップが新しい事と、2ヶ月ほどCS:Sにプレイ時間が斜行していたことから、感覚が戻るまで時間がかかった。タイタンモードは2,3時間遊んだが、タイタンはタイタンだという感想しかなかった。
 ここで、ハチモトを操縦したが、マウスで方向を決め、キーボードからは前後の推進を決めるだけであって、操縦には苦戦した。ハチモトに関しては、防弾能力が低く、操縦中に運転手と射撃手が殺害され、ハチモトだけが残り、鹵獲場合が多い。
 ゴリアテに関しては、タイタンモードでは出現しなかったように思う。

 アサルトラインモードについて
 コンクエストモードだが、敵の中央基地を除く全ての基地を制圧しないと、中央基地が制圧できないモード。遊ぶモードは殆どこのアサルトラインモードである。コンクエストと殆ど違いが無いのだが、中央基地が直ぐに制圧出来ないことは、裏取り戦術の鮮やかさが発揮できず、このモードで中央基地が制圧され敗北したことは、ほとんど無い。
 中央基地は、再び中央基地以外の基地が制圧された場合再び制圧不能になる。このことが、敵の粘着性(Viscosity)というべきものを生み出しており、完全勝利には相当な戦術と味方チームの連携が必要になる。
 確かに今までのバトルフィールドシリーズであれば、陣地が1つのみの成った場合、爆撃や狙撃、投擲あらゆる兵力が陣地に集中し、かなりの確率で中央基地を落とすことが出来る。
 ノーザンストライクでそれが出来ないのは、足の速いハチモトの存在や中央基地に存在する豊富な乗り物に在るのではないかと思う。また、攻める側もゴリアテに潜り込み新たな芋を生み出し、純粋な戦力が低下していることもあるのではないだろうか。

 筆者のプレイスタイルの変化
 当初ノーザンストライクでは、バトルフィールドシリーズの筆者の基本プレイスタイルたる工兵で遊んでいた。だが、突撃兵に鞍替えした。ノーザンストライクでもウォーカーを代表とする強敵が出現するのだが、ノーザンストライクのマップが比較的広く、工兵の実効制圧力が発揮できる近距離での戦闘が起こりにくい。遊んでいて、工兵より中距離まで優位性がある突撃兵に鞍替えしたところ、思ったより上手く筆者のスタイルに合ってしまった。
 工兵が不要なゲームではないが、比較的容易に破壊できるAPCと対峙することが少なく(コンクエスト、アサルトラインモードのみ)、ゴリアテなど工兵1人で破壊しにくいこと、中距離戦闘能力の必要性が、突撃兵への兵科転換の理由である。
 しかしながら、必要に応じて工兵も使用している。

 第一次感想
 プレイヤーが思ったより多く、2,3ヶ月は十分遊べることが嬉しい。バトルフィールド2スペシャルフォースはRPG-7が使用でき、非常に面白いゲームだったのだが、プレイヤーが少なく盛り上がりに欠けた。ノーザンストライクでは、殆どのプレイヤーがこのパッケージを購入したようなので、大いに楽しめている。
 パッケージ価格が安いことがユーザーの多い理由になるのではないかと考える。パッチでこの程度は提供しろとも思うが、現状では文句はない。

*1:バトルフィールド2スペシャルフォースはパッケージにゲームのインストールディスクが付属した形態で販売された。

*2:http://www.steampowered.com/v/index.php

copy right 大宇宙拡大大帝国建国委員会 2004-2018.