第19回定例審議〜メディア規制について〜

 

 概要 
 先日第19回定例審議として、メディア規制についてと題する議題が扱われた。メディア規制とは、今日のメディアにおけるねつ造や国益を損なう報道にたいして、罰則等を与える規制をするべきか、すべきでないかを議論したものである。
 
 意見
 他の意見は個別に報告されるので、ここでは筆者の意見のみ表明する。
 結論から述べると、ねつ造や国益を損なうといった事例が発生した場合のメディア規制は、第三者機関による「勧告」をメディアが重大なものと受け止め、自ら責任をとることが望ましいと考える。我が国であっても、大帝国体制であっても、民主主義の要素として重要な言論の自由に分類される報道の自由を国家が恣意的に統制することは出来ない。あくまでも、規制はメディア自身が行うべき問題であって、国家がメディアを規制することは民主主義の理念に重大な影響を与える。
 さらに、事例の発生時にその発議は主権者たる国民からのものではなければならない。発議は第三者機関への通報や要望によって審議され、当該メディアへ伝える。そこで、自主的に、メディアの自浄作用としてその責任を取る。それが、それこそが優れた民主主義社会の在り方であり、そう有らねばならないのである。
 それが出来なくなったとき、民主主義社会は著しい停滞を迎えることになる。そのとき政治体制「最悪の民主政治」であるか、「最良の君主政治」を選択することになるはずである。 
 

copy right 大宇宙拡大大帝国建国委員会 2004-2018.