GeForce 8800GT VRMヒートシンク交換

 はじめに
 GeForce 8800GTは3万円台という求めやすい価格ながら、GeForce 8800GTS640MB(約5万円)に匹敵する能力を持っている。ところが、価格を抑えるためか、またはユーザーにミドルレンジだということを認識させたかったのか、1スロットのカードとなっている。これがGeForce 8800GTの購入をためらう大きな原因となっている。即ち、冷却性能の貧弱さである。
 今日、笊化とよばれるグラフィックボードの冷却ファン交換を行う手法がある。GeForce 6800時代から行われていた改造で、静穏化や冷却性能の向上を目的としている。GeForce 8800GTでも笊化がユーザー間で行われ、やる気が有れば出来る確立した手法となっている。
 筆者も初めて笊化に挑戦し、一応成功した。完全に成功したと言えないのは、VRMとよばれる電源調整チップのヒートシンクに無理矢理加工した不安定なものを取り付けたからである。初挑戦故に経験が無く、弱い粘着テープを用いたことも反省点であった。
 本日新しく調達したヒートシンクと強力粘着テープを用いて、失敗点を改良し完全な笊化を達成したので、その内容を述べてゆく。第1に調達した物品について、第2に換装前、換装後の写真から評価する。第3に再就役したGeForce 8800GTの状況を確認し、最後にまとめを行う。
 

 1.調達した物品について
 本日調達したのは、あくまでも筆者の笊化換装記録で、不満点や危険な点を改善するための物品であり、これだけで完全な笊化は出来ないので注意して欲しい。

型番 名称 価格 サイズ
ASK0719-07 ヒートシンク 150円 52x15x7mm
ASK1552-07 ヒートシンク 300円 19x7x7mm
AINEX HT-05 強力粘着・熱伝導両面接着シート 780円 80x80x0.3mm

 

 調達は、次の通販サイトで行った。http://www.pc-custom.co.jp/kakaku_top.html
 調達の参考ししたサイトは、続・8800GTにAccelero S1を取り付けてみる


 2.換装前、換装後の写真

 換装前の写真、VRMチップ用に無理矢理割ったヒートシンクが見える。

 換装後の写真、干渉しないヒートシンクを付けることが出来た。白いものは、両面テープ。


 3.再就役後の状況
 問題なし。両面テープはかなり強力で、頼りになる。


 4.まとめ
 今回のパーツ購入は送料が高くためらった部分があったが、3万円のグラフィックボードを壊すのは更にためらう部分である。強力両面テープも手に入り、ヒートシンクの脱落という危機が低くなったと考える。
 高速電脳では、GeForce 8800GT専用のVRMヒートシンクセットも販売しているので、VRM用に使うと良いだろう。
 最後にもう一度述べておくが、今回の記事だけで笊化は出来ないので勘違いされないように。

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