AIIBについての雑感

 世論に参加すべきという意見や、外交的敗北という意見がある。
筆者の雑感として、現時点で50カ国程度が参加し、その中には主要国が含まれている。
その中で、国際通貨として認知された通貨は、ユーロしかない。
最大の国際通貨ドル*1スイスフランそして、我が国の円は参加していない。

 今回の外交的敗北とは、中華人民共和国にこのような銀行が作れるという妄想を抱かせて、50カ国の参加者を出してしまったこと。特に西側諸国の賛同をもたらせたのは失策であると感じる。だが、現時点でも負けてはいない。国際決済通貨の半分以上がわれわれの側(日・米)にある。
 今後マスコミ等を通じて、AIIBの融資した事業に我が国の民間企業が参画できない不利益が発生するという世論形成が行われ、揺さぶり外交が展開されることが想像できるが、これこそが外交なのである。凛として現在の方針を現政権には貫いていただきたい。
 現政権こそ、我が国の最大利益と幸福を追求するものだと固く信じる。

 2015.4.10. 3:52追記
 スイス連邦については、参加だったので、抹線し、修正した。

*1:偽札の多さからも、その価値は認知されている。

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