パトリオット3、国内生産へ ミサイル防衛で日米合意

 日米両政府が、ミサイル防衛(MD)システムの地対空誘導弾パトリオット3(PAC3)を国内でライセンス生産することで合意していたことがわかった。05年度中に製造元の米ロッキード・マーチン社と三菱重工業ライセンス生産に関する契約を結ぶ見通しで、08年度から配備する予定。防衛庁は、防衛産業の技術力を維持でき、修理にも素早く対応できると歓迎しているが、米国からの直接購入に比べ割高になる可能性もある。

 PAC3が従来のパトリオットミサイルと異なる点は、近接信管ではなく、直接信管であることが大きい。性能的な向上もあるが、信管が異なり、近くで爆発してダメージを与えるから、直撃して撃墜するという方向に変わっている。分かるように、弾道弾の類は近接での爆発では撃墜できない。また、散弾による部分的ダメージも効果が少ない。弾道弾を意識し、より効果的な航空抑止力となるために、PAC3は大きく従来のパトリオットと異なる。
ソース:(朝日新聞http://www.asahi.com/politics/update/0716/004.html

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