ロストプラネット レビュー

 シングルプレイ
 シングルプレイは、基本的にチートを利用して攻略した。ロストプラネットゲームエンジンにコンソール入力が無いのか、外部ツールを使ってチート機能を実現した。URL等を記載しても良いのだが、本作で用いるチートツールは、マルチプレイでも使用可能の模様で、非常に有害である。総合的に判断し、掲載はしないが、探せば見つかるものである。
 さて、シングルプレイだが、ステージは8個ぐらいで基本的に1本道、室外室内マップがあり、どちらも面白いともつまらないとも言えないマップであった。マップ構造の新しさがつまらなさを消したと思うのだが、つまらなさを作り出したのは棒立ちAIであろう。また、武器の少なさも致命的といえる。棒立ちAIはプレイすればすぐに分るもので、シングルプレイをしなければどうということはなく、マルチプレイまでに影響を与えるものではない。
 しかし、武器の種類はマルチプレイに直結することがある。確かに一部の作品ではシングルプレイの装備が強すぎて、弱くなるなどの措置が粉割れることがあったり、マルチ専用の武器が用意されることがある。本作でもダミーバルーンがそれにあたる。武器の少なさ、とりわけマシンガンが銃身がぶれたファーマスだけというのが頂けない。DEMOの時から分っていたが、ロストプラネットは射撃の爽快感がない。それは、反動だったり、射撃音、目標への着弾などから得られるものだが、ロストプラネットはとりわけ射撃速度と射撃音が良くない。マシンガンも一体何口径の弾を撃ち出しているのかと思うぐらい遅い。射撃音は段ボールをつぶすような音で、脚色がある射撃音のほうがましである。
 
 マルチプレイ
 マルチプレイは、多くの問題を持っている。その中で最も問題と思われるのが、サーバーブラウザである。Steamのサーバーブラウザをから、ロストプラネットを呼び出すことで、一応のサーバーブラウザとして機能させることが出来るが、ロストプラネットマルチプレイのもう一つの問題がそれを十分に発揮させない。何時ゲームが始まるか分らないことである。これら2つはマルチプレイを始めるに当たって大きな問題である。
 次にプレイ上の問題だが、プレイ中相手のPingやスコアを見るウィンドウが無く、状況がわかりにくい。筆者だけかもしれないが、リスポンまで異常に時間がかかる場合がある。再リスポンタイムが表示されるのだが、カウントが0になってもリスポンできない。ET:QWでも即リスポンできない方式に苛立ったが、本作も同じように気分を害した。
 ほかにもあるが、最近はプレイしていないので忘れた。

 BFシリーズ
 そう考えると、BF1942から始まり、BF2142と発展してきたバトルフィールドマルチプレイにかなり最適化されているゲームといえる。巷ではCS派とBF派で争いがあるようだが、BFはBFで、CSはCSで良いところがあり、欠点がある。個人的には、バトルフィールドは最も優れたマルチプレイFPSゲームだと思う。

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