GeForce 8800GTに対する過去の見解の総括
概要
4月の発売されたGeForce 8600GTSを初めとするミドルエンドグラフィックカードは、価格設定が良心的ながら、上位の8800シリーズに全く及ばない性能であり、GeForce 8800シリーズの本当のミドルエンドが望まれていた。
約半年の期間を経て、10月28日に各社から一斉に発売されたミドルハイエンドグラフィックカードGeForce 8800GTは、3D性能が8800GTS320MBを圧倒し、また8800GTS640MBや8800GTXに匹敵するもの持ちながら、3万円2千円から3万8千円の間で価格設定が行われている。
この結果は、待望のものであったが、8800GTには別の問題がある。それは冷却機構が貧弱なことである。既に各所で明らかになっているが、アイドル時60度、ゲーム運用時80度というチップ温度は問題のある温度とされ、待望のミドルハイエンドながら、筆者を初め一部で買い控えがあった。それには、今月中旬に発売されるRadeon 3800HDやSPを追加した改良型GeForce 8800GTS640MBの性能を見てから買っても遅くないという考えから生まれたものである。
購入の流れ
かく言う筆者もその流れにあったのだが、発売2日目にして売り切れてゆくGeForce 8800GTを見ていると心動くものがあった。そしてそれらの次回入荷は未定であったり、2〜3週間を要するといったものが多かった。人は手には入らなくなるものは欲しいという心理があり、さらに待つという行動を維持するのは難しくなった。
そしてついに、通販サイトでGeForce 8800GTが34000円で且つ送料無料、代引き手数料320円で販売しているのを目にしたとき、購入の決断が行われた。筆者は地方の住んでおり、通販以外で最新のデジタルもの手に入れるのは難しい。今年6月頃に発売されたG-5Tゲーミングマウスなどは、今でも金沢では入荷しいてない店がある。（愛媛県松山市を視察した際に、松山の電気店で探した時も無かった。）故に、通販に頼るのだが、送料や代引き手数料はネックである。これらは比較的高く通版の場合商品価格＋2000円と見るのが基本である。
ところが、この通販サイトでは送料を無料にし、代引き手数料だけで販売すると掲載しており、計算すると350320円で買えることがわかった。このときほかのサイトですぐに手に入るGeForce 8800GTの販売価格は35000円を超えており、2000円を単純に追加すると37000円程度になる。人によっては2000円ぐらいならどうでもいいと思うかもしれないが、筆者は感化できず安い方を買った。
購入の変遷
妹が先日新しい携帯電話について質問してきた。デジタルものでもPC重視の筆者は携帯のすべての機能を使いこなすつもりもなく、かつ使いこなせない。そこで、1年も経過していない携帯を買い換えるという話があった。そこでは、1年で買えるは早すぎるといったのだが、よくよく考えると筆者のグラフィックカードも1年周期で交換されていた。
今日までに購入してきたグラフィックカードは次の通りである。
GeForce 5500FX ＞ GeForce 6800(無印) ＞GeForce 7600GT(AGP) ＞GeForce 8800GT
である。
後ろを向くと使われていないGeForce 6800(無印)とGeForce 7600GT(AGP)が転がっており、つい先日まで最前線で働いていた機器の落日ぶりが哀れである。
購入計画の変遷
優に6ヶ月前から計画されていた次期GPU購入計画は、元々Crysisに視点を向けた計画であった。現行世代と一線を画すゲームとして噂されていたCrysisは推測や噂でGeForce 8800GTXでも厳しいというものがあり、筆者の目でも下手なGPUでは歯が立たないことが簡単に予想できた。
Crysisが快適にプレイできることが条件であったが、計画第1号が策定された4月にはDEMOなども発売されておらず、評価の方法が無かったことを認めなければならないが、次に発売されるnVidea製GPU搭載カードを買うことは決めていた。
その後、多くのユーザーを迷わせた情報操作が始まり、GeFoce 9800GTXやGeFoce 7800GTSなど少なくとも3種類の次期GPU発売情報が交錯した。さらに、GeForce 8800GTSの価格改定の話もあり、混乱を極めた。当時Core 2 Duoが価格改定されたこともあり、筆者は信頼の高い情報を信じていた。その後それらは、来年第一四半期に発売予定のハイエンドや今回購入したGeForce 8800GTだということが明らかになる。
そして、10月28日にGeForce 8600シリーズ発売以来半年ぶりの新チップがラインナップに加わった。
