火星の「青い」夕暮れ…NASAが画像公表

 【ワシントン=笹沢教一】米航空宇宙局(NASA)は、火星探査車スピリットの高解像度カメラが撮影した珍しい火星の夕暮れの画像を公表した。
地球の夕焼けと異なり、青みがかって見える。
 NASAジェット推進研究所などによれば、夕空が地球のように赤く見えないのは、火星大気には粒の粗いちりがたくさん含まれ、赤い光が届くのをじゃまするため。
 画像は先月19日に撮影。太陽からの距離が遠いので、太陽は地球で見る大きさの約3分の2しかない。日没後約2時間ほど「薄明」が続くことも確認されたという。

 夕焼けが赤く見える理由。それは太陽光の光成分の内、波長の短い青成分が角度の低下によって生じる観測者間との距離の増加によって、発生する空気中のゴミ(塵など)が増加し、青成分の波長が空気中のゴミによって、衝突し、観察者まで達せず、残った波長成分の赤が観測者に到達することから発生する。火星の場合は、それが赤い成分も殺してしまうようである。
 夕焼けの赤は美しい。紅葉の赤。まるで血の赤である。しかし、火星で青い夕暮れを見るのも悪くない。と感じている。とりあえず、でかい画像を発見したので、リンクを付けておく。メインマシンの背景はこれに差し替えた。
ソース:(読売新聞)http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20050618i506.htm
NASAプレリリース:http://marsrovers.jpl.nasa.gov/gallery/press/spirit/20050610a.html
青い夕焼け直リンク:1)http://marsrovers.jpl.nasa.gov/gallery/press/spirit/20050610a/sunset_a489_gamma_2sub_800_br2.jpg
青い夕焼け直リンク:2)http://marsrovers.jpl.nasa.gov/gallery/press/spirit/20050610a/sunset_a489_gamma_2sub_800.jpg

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