007/SKYFALL

 007最新作にして、23作目。007ファンの一人として、公開日に鑑賞した。007ファンと自負するが、007の存在を知ったゴールデンアイ以降の作品で劇場鑑賞したのは、やはり諸般の事情もあり本作とワールド・イズ・ノット・イナフの2作だけだと記憶する。
 SKYFALLについては、公開が近づくまで本作の情報を知らず、今年が007なのかという程度で鑑賞に赴いた。諸般の事情には007劇場公開が毎年ではなく、何年かに1回というサイクルを追えていない問題もあるのだろう。
 本作の評価であるが、ティモシーダルトンから交代し、新しい007の誕生を描いたダニエルグレイブの3作目である。MI6が爆破される演出は、ほかでも見たことがありそれほどの驚きはなかったが、MI6が後手後手に回る設定は興ざめであった。それでもそれぞれのアクションは面白く、007という人物をよく描いている。結末には不満があるが、スターウォーズEP3のような素晴らしい転換ではあった。
 ダニエルグレイブ3部作の中では最もよい。

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