北朝鮮、核燃料棒の取り出し完了を宣言…寧辺で8千本

【ソウル=豊浦潤一】朝鮮中央通信によると、北朝鮮の外務省報道官は11日、平安北道寧辺(ヨンビョン)にある5000キロ・ワットの実験用黒鉛減速炉から、「8000本の使用済み燃料棒を取り出す作業を成功裏に終えた」と述べた。
 さらに、「我々は現情勢に対処した防衛目的から核兵器庫を増やすうえで必要な措置を引き続きとっている」と述べ、燃料棒取り出しの目的が核兵器の増産にあることを強く示唆した。

 核関連の報道が最近多い。北朝鮮が核実験をもし実施したら、北朝鮮は確実に消滅する。この宣言は、米国などに揺すりを行っているものである。だが、核実験という差し迫った危機は地理的に近い我が国としては憂慮すべき事態である。風向きなどによっては、幾ら地下核実験といえども死の灰が飛散する恐れは十分にある。まして、技術力が低い北朝鮮は、灰を防ぐことに失敗又は、意図的に飛散させ、間接的な核攻撃を行う考えがあるかもしれない。たかが死の灰と侮れない。農産物に与える被害は甚大である。たとえ放射線が少なくても、死の灰を浴びた農作物として風評被害が生じることは、容易に想像できる。
 核実験とは明確に核保有を宣言する行為である。実験が行われた時は、DEFCON-1を発令して最大限の警戒体制を取る。
ソース:(読売新聞)http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20050511it14.htm

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