NHKスペシャル 映像記録 昭和の戦争と平和(前編)〜カラーフィルムでよみがえる時代の表情

 この作品は、2年前の8月にBS放送又は再放送で地上波で放映された番組である。よって、本日に再放送された番組ではない。録画したディスクを見ているのである。

 まず、音楽が綺麗。加古隆の音楽が素晴らしすぎる。OPの調和は最高レベルである。その音楽と内容に感動して泣いた。昭和初期、日本はまだ着物を着ていた。一部の人が西洋の所謂洋服を着ていた。外国人は、日々変わる女性の着物姿を蝶のようだと表現した。全く持ってそう感じる。余は昭和の終盤に生まれたが、なぜか懐かしく感じるのである。
 日々おもっていることであるのだが、なぜここまで和服が駆逐されたのか。デパートでなぜ安価で和服が売っていないのか。甚だ疑問である。今の和服は高価である。だかそんな高価なものが一般庶民が買えた訳がない。製造されなくなり、価値が上がったのである。なぜ製造されなくなったのかは、もちろん需要が無いからである。だが、ここの需要したいと思っている人間がいる。余である。下駄、甚平などの和の服装がもっと大衆に広まっていいものではないだろうか。お盆に下駄と和服で墓参りに向かった。ご老人は驚かれていた。そして懐かしみを感じられていた。かなり話がずれたが、後一つ。下駄の音は素晴らしい。洋服は楽でいいのだが、和服も着たい。

 さて、昭和の戦争と平和に戻ろう。前編後編あるが、まず前編から見ているので、それから感想を記載する。後編は次に書く。全編が擬似的なカラーを含めてもまあ許せるカラー映像で構成され、60年代ぐらいではと錯覚する。1930年代などとは思えない。NHKはそれを意図としていたのだろう。国民にもっと昭和という時代を知ってほしいと。

 この映像記録の中で、すごいと思う場所は沢山ある。その中の一つが、ドイツの映像である。ナチスドイツ時代のドイツ国内は別世界に感じる映像である。4×4mぐらいのハーケンクロイツが100枚ぐらい掲げてある。映像からも一度も消えない。今では想像できない世界である。
 
 映像の世紀のような構成であるが、カラー映像であること、昭和の日本に主軸をおいている事が異なる。是非、一度この映像は見て欲しい。前編は文化や歴史に関する内容が多く、戦争映像は後編になる。

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