新世紀エヴァンゲリオン 第拾六話 死に至る病、そして

 この話は、決戦、第三新東京市や、静止した闇の中でに匹敵する面白い話である。ターニングポイントを迎えたエヴァに十分な構成である。今までになかった使徒の出現、そして、精神世界の始まりとエヴァの謎の深まり、暴走から鮮血描写までと音楽と併せて素晴らしい表現が続く。
 今回の使徒はディラックの海という虚数空間を展開し、初号機を閉じ込める設定であり、SF的である。救出作戦時に現存するすべてのN2爆雷を使用しATフィールドを持って爆発エネルギーを収束し、空間に干渉するという設定も実現しなかったが、専門用語が多く良かった。
 しかし、今回の見所はなんと言ってもあの鮮やかな血とその背景に流れる音楽である。

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